The rebirth of cool

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ちょっと前にとあるJazz評論家がAcid Jazzとかプギャーみたいな事呟いていて、しまいにはヒップホップにもニワカ知識で踏み込んでいて(ネイティブタンがジャジーヒップホップだとか)、こりゃ昔婆ちゃん家にあった井戸の縁に"Jazz!"と刻んで、そん中にぶち込むしかねーなと、一瞬逆上しかけながらも、当時のサンプリングマシンの性能向上とこれらを駆使したサンプリングのアートフォームの飛躍的進化、あるいはバンド演奏によってジャズの膨大なアーカイブから様々な要素を取り込みつつ、新たな解釈を提示するといった試みがUS / UKでそれぞれぼっ発し、時にリンクしながら(The Brand New HeaviesのHeavy Rhyme Experienceとかね)世界的熱狂的ムーブメントにまで発展した一部始終を、リアルタイムで知らない世代だから仕方ないなーといった諦観もあり、まぁ別に井戸に放り込むまでもねーな、と得心して眠りにつきました。

と、犬も喰わない枕からのご紹介は、そんな当時のUS/UK両方からJazzからの影響(サンプリング含む)とattitudeを打ち出した新進気鋭のアーティストを集めたコンピレーションアルバム。今となっては超王道じゃないすか!、と突っ込まれそうですが、当時はこの一枚が貴重な情報源でして、特にジャケ裏に書かれたライナーノーツ、ここから関連するアーティストやレーベルをdigっていき、ヒップホップやアシッドジャズにのめり込んでいくきっかけとなりました。

 

90s再評価からも取り残された人たちの曲を