優れたDJの見分け方なんてものがあってたまるか

 

何やら界隈で緩やかに煮えていたので、やめときゃイイのに覗きに行ってしまいました、「優れたDJの見分け方」というブログ。

見た感想は他の方々と大体同じく、あんましダンスフロアでアホみたいにワーキャー楽しんだこと無い人なんだろな、と。

"優れた"というワードは本来は客観的なもんだったんでしょうが、文章全体に漂うオレ様加減に、何様スタンスだと周囲から批判のドラムロールという有様。あと、本人は否定するだろうが、色んなジャンルやスタイルのDJを聴いてないんだろな、たぶん。

あと気になったのは、他の記事は結構具体的に書いているのに、この記事では全面的に抽象的であり、時にはトンデモ理論を展開しているところ。「機材オタクや音響マニアもまた、DJが上手いとは限らず、むしろ逆が多いです」てホントかよ?ワタクシが過去の仕事柄見てきた一流のDJ達って、殆どの人は機材や音響にも執拗にこだわってきた人ばかりだったけど。ここ10年くらいで革命でも起きたのかな?オレ実はもう死んでたりするのかな?

「DJ以外で煽らない」という煽り文句も、煽り番長ことKid CapriのDJに挑戦状を叩きつけてるとしか。もう20年以上も前だが、Harlemでの数時間に及ぶ煽り地獄プレイの幾つかを、今でも鮮明に思い出すことが出来る。

まぁホントにどうでも良いんですが、始末が悪いのは、書いてる本人曰く、日本国内のDJのレベルが下がってると。草野球に例えて草野球を馬鹿にしまくっているが、オヌシはメジャーリーグの監督か。使命感を持って書いてるらしいが、能書きはいいので自分でブッキングをやって欲しい。私はブッキングの仕事やパーティーのオーガナイザーやってる友人いるから、尻が裂けてもこんな事は言えない。

てな訳で、良い音楽でも聴いて調子を整えようと思った週末。

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アマゾンのレコードストアでたまたま見かけて買った一枚。SAIB、サイーブと読む。検索で似たよなサイビーという人が出てくるがそれじゃない。モロッコ出身のビートメイカーらしい。ヒップホップオリエンテッドラウンジ系インスト4曲。