少年インザフッド

最近は再びお出かけ自粛モードですが、少し前にマイメンと久しぶりに夜のクルージング&ベシャリタイムを楽しんできました。マイメンの息子も一緒だったんですが、気がついたらもう18歳!ちょっと前まで一緒に木登りやスケボー鬼ごっこをしていた筈が、時の流れは早い。父親(マイメン)のファッション教育の成果か、アンコンなジャケットに白のコットンパンツと80s丸出しな服装で登場。やるな。

クルージングはいつもの代官山T-Siteへ。いまやT-Siteもあちこちに有り、昔ほどの有難みは無いかもしれませんが、東京都心においては貴重な存在。一時、アナログレコードのレンタルとか尖ったことやってたけど、今はどうなんだろう?(深夜だったためか、2Fは閉まっていた)

歴代ポパイが並べられたカフェはまだあるんかな?

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そんな代官山T-Site徘徊していたところ、少年インザフッドが面陳で置かれていて、著者の名義(SITE)とあいまって粋だな〜と思いつつ、前から買おうと考えていたのですかさずレジへ持って行って購入。

家に帰って、時間空いたときにさぁ読むぞとページを開いたらもう一気読み。世代的にも90sはめちゃくちゃリンクしてるのでミックステープクラシックスに纏わる話や、ヒップホップクラシックスのジャケットへのオマージュ画など刺さりまくり。他にもヒップホップに留まらない、著者の今までの膨大なインプットを至るところに散りばめており、読むたびに色んな発見あり。ストーリーも青年期の悶々とした気持ちと、あるキッカケでそれを突き破っていく冒険&成長譚といった感じで、オッサンの私も遠目で自分の若き日をバックインザデイしなかまらのめり込みました。あと、ギャングとナードがシンクロするような、ヒップホップの懐のデカさなんかも描かれているのが良いですね。

順調に版を重ねており、12月には待望の第2巻の発売も。いつか、映画化の話が実現したらどんなキャスティングになるのかなあ。