Ice Break

Mixtape TrooperさんのブログでDiggin' Ice '99をアップデート/再掲していて、ジャケネタお尋ねされていたので記憶を呼び起こして特定。かつては、元ネタのボトルにこちらの'99のデザインを上貼りしたノベルティ?をアパッチさんから貰って、長らく部屋に飾っていたんです。その部屋は後に長女が使うようになり、ボトルはそのままにしていたのだけど、いつしか経年劣化で上から貼られたラベルは剥がれて無くなってしまっていた…やはり、こうしたアーカイブは保存状態にも気をつけないとです。

 

さて、個人的には一番思い入れのある'99なのですが、そこから遡ること'98年、渋谷一号店の3Fにスタジオが造られ、Muroさんのレコーディングに私が雑用係で出入りしていたある日の夜。いつもさまざまな音楽談義が繰り広げられ、ペーペーの私は雑用の合間に黙って聞いているんですが、その夜はUKソウルやアシッドジャズの話に。私は名作佳作凡作まぁまぁ買っていたので話を振られ、ここぞとばかりペラペラと喋くり、Soul Jazz(レーベル)の話へ。アシッドジャズが下火になっていた'94年頃の作品、Anna Ross w/SnowboyやらEsperanto w/Don Blackmanがとても良い!と力説したのでした。

後日、アパッチさんから例のレコード貸して貰ってよい?と訊かれ、どーぞどーぞと貸したのでした。かれこれ半年くらいだったかな。そんな私の推しレコが'99に収録されたのは嬉しかったです。アシッドジャズ衰退で埋もれつつあった名曲が、素晴らしいミックスと共に息を吹きかえして多くの人に共有されたのですから。

MTTさんの指摘通り、Ray Terraceは明け方のキラー曲としてよく掛かりました。もう、その頃にはめちゃくちゃ飲んでいてポワーンとしているんですが、フロアでは皆心地よく身体を揺らし、サビを一緒に歌ったりして幸せな気持ちになるのでした。

あの頃、朝5時まで飲んで踊って6時に帰宅・シャワーからの睡眠、10時に起きて12時から仕事のルーティンよくやっていたもんだ。若さですね。