ビアボール実験室

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話題のビアボール、既に何回か購入して色んな割り方を試してきた。ビール感を楽しみつつ新しい飲み方の可能性を拡げる素晴らしい商品だ。今春のキャンプはコレをお供にと考えつつ、色んな飲み方を実験中。

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まずはロックで。これだけでも充分イケる。苦味が前面に来る感じなので好き嫌い分かれるところだが、個人的には炭酸水無いときはこれでチョイ呑み。

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次は100%オレンジジュースと1:1割り。基本的にフルーツ系との相性は良さそう。苦味は緩和され、柑橘の爽やかさが後味にくる。

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100%オレンジジュース割りに炭酸水を少々。ライトなビアカクテルといった趣きで幾らでも飲める。ビールからはやや遠ざかる感じだが。

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お次は100%パイナップルジュースとの1:1割り。南国フルーツ系だとビール感はさらに薄まるが飲み易さアップで、夏にグビグビ飲みたいやつだコレ。

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100%マンゴージュース。甘み強いからほぼほぼジュース。

なお、100%フルーツジュースと割るときはビアボール:ジュース:炭酸水=1:1:0.5が私的黄金比です。

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お次は100%トマトジュース。レッドアイというカクテルがあるくらいだから意外性は無い分飲みやすい。レッドアイに近づけるなら、炭酸水を足すと良いだろう。

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お次はジンジャーエール割り。ほぼシャンディガフですね。

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ネット記事でもあったCCレモン割り。苦味含めレモン感はそんなに感じられず、飲みやすい柑橘系カクテルの趣き。

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リアルゴールド割り。ネット記事ではデカビタ割りがあったけどほぼ同類。基本的にこの手の炭酸飲料は糖分ドバドバで甘いから大概飲みやすいし、ビール感は薄い。レッドブル割り試して無いけどこの辺と近いと推察。

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炭酸飲料の横綱、コーラ割り。見た目も味もビールからは遠い。味は…ほんのり苦味の残る謎味カクテル。

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牛乳割り。泡盛なんかでもありますね。牛乳のまろやかさと甘みとの組み合わせは悪くない。牛乳好きならイケるでしょう。

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緑茶割り。ビールの苦味と緑茶の苦味渋味が干渉してイマイチだった。

 

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さて、今回の本題はこちら。図書館でたまたま見つけて借りた本。著者も存じ上げず今まで本書の存在を知らなかったけど読んでみると滅法面白い。五十路手前でヒップホップの魅力に開眼し、のめり込んでいった著者がヒップホップ黎明期とその源流、そして二十世紀末から今日に至る爆発的拡大とグローバリゼーションを俯瞰し読み易く纏めた良書である。ちなみに著者は元々、バルカン半島の文化や音楽に詳しい方らしい。

まず目を惹くのがカバーの秀逸なイラストレーションで、手掛けるのはBlack Smoker関連のアートワークなども手がけるKleptomaniac氏。話は少し逸れるが、Klept氏は長年の体調不良との闘いから回復され、三部作の絵日記をリリースされた。もちろんBlack  Smokerのwebsiteで販売されている。

さて、本書の構成は以下のようになっており、

第一章:自分史としてのヒップホップ

第二章:ヒップホップの黎明期

第三章:ヒップホップの歴史を俯瞰して

第四章:DJが回すもの、そしてラッパーが放つもの

第五章:トリップホップ

第六章:日本のヒップホップ

第七章:21世紀のヒップホップ、ミックステープ、次なるもの

第八章:世界に響くヒップホップ

まず第一章での面白エピソード満載の自身の遍歴から読者をしっかりと掴んでくる。

そこからUSや日本のヒップホップ史に加え、第五章のようなUKのNinja Tune、Mo' Waxに代表されるインストゥルメンタルヒップホップの流れや第八章でのヨーロッパや非英語圏での動きなどもフォローするなど多岐に渡り、散漫にならず手際よくまとめられていて、これこそヒップホップ入門書に相応しいと言い切っても良いだろう。