MUSIC MAGAZINE is dead

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普段は地道に溜めこんだ珍しいレコードたちを、人知れずアップしてニタニタしてる当ブログ。つい先日も最高のブツを入手したんですが、今回はこのウンコ オブ うんこsな雑誌を徹底的に糾弾せねばなるまい。表紙からして看板に偽り有りなランキングをとりあえず30位まで(ランキングのみをまとめた記事に移動)。
このランキングですが、31人が30枚を順位付きで選盤したのを編集部で集計との事。選者ごとのランキングは非公表、集計方法非公表、どうです?このブラックボックスぶり。老舗の秘伝の味ですか?
ウンコだと断言せざるを得ないポイントを列挙します。
1.アルバムと言っときながら、ミニアルバム/EPも含まれている、さーてロードフィネスみたいに十何曲も入ってるかな?
2.ミックステープアルバムが入ってる、て事は星の数ほどあるミックステープアルバムを全部聴き込んだんですよね!ね!ね?
3.特定のアーティスト/クルーは多数ランキング入りしている一方、ベテラン/著名アーティストで一枚も入らずガン無視されているもの多数(リップスライ...)。もはや個人的恨みでもあるのか?と勘繰りたくなるレベル
4.ヒップホップの線引きが曖昧で、コレ入ってんならあのアーティスト無いの?という、ミミズ線引き現象。東京で一番ソウルなあの人たちは?
5.あ、一応ビートアルバムも一枚入ってますね。じゃあ、あの世界チャンプのターンテーブリストとか、ヒューマンビートボックスの人とか(以下略
もうこれだけで、ウンコのカタマリであることがお分かりいただけましたかね。ランキングで発狂寸前の皆さまの気持ちを察するように、直後のページでR-指定、DJ松永、DOTAMAによる対談でいきなり痛快に全否定されとります。パンチラインを抜粋。
R: ていうかラッパ我リヤが入ってない。話にならん。どうします?DOTAMAさん。やめます?この企画(笑)
松: 最初に言わせてください。この企画は本当に胸糞悪いですね。日本語ラップ史に溢れる傑作の数々に順位をつけられるわけがない。過去の名作と現代の名作を比べるのもおかしな話。(中略)本当に偉そう。俺らの愛する日本語ラップをランキング遊びの道具にすんなって思う。
D: 「お金もらってるから仕方なくやむを得ず泣く泣く選んだベスト100」って書くとか(笑)
(抜粋おわり)

さらにその後の選者コメントも言い訳大会で、もしこれが激‼極シビアな外資系企業なら超恐いボスに「おつかれ、明日からの新天地での君の活躍に期待するよ」と笑顔でシメられること間違いなしであります。
編集後記も見どころ?でして、最後の方でメディアと政府を元気に批判しておりますが、音楽界においてはそれがブーメランのように綺麗な弧を描いて刺さるのを見て、あぁこういう一方的な紙媒体てのは、かつて栄華を誇った観光地で殿様商売を続けたお店のように、後の衰退とともにペンペン草に埋もれてゆくんだろなぁと想うのでありました。
まだ書き足りないので、つづく。たぶん