十六小節

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TwiGy著 ”十六小節” を購入&読了。ライミング同様、卓越した言葉選びと組み合わせでページをめくる手が止まりませんでした。ぜひ多くの人達に読んで欲しいです。密林レビューにも書かれておりますが、幼少期から、2nd Album”Seven Dimensions”あたりまでのお話。
DJ HazuとのBeat KicksやMicrophone Pagerの頃は濃密なエピソード満載。Spellbound期は個人的にも思い入れのある時代で、あの頃のレコーディングは、確かOverheatだったかな(mハッタン1号店3Fのスタジオが出来る前)。通販終わった後に夜中から始まるんですね。Datemeのリリック書かれた紙が掲載されてますが、当時スゲー!と衝撃受けましたが今聴いても色褪せない。何か、油彩画みたいに間近で見ると(色んな言葉の)パッチワークみたいで、離れて全体を見るとメッセージというかヴィジョンが浮かびあがるような。この頃の12inchジャケのアートワークは通販クランの宮ジャイ氏だったと思う。書いてると色んなこと思い出すなぁ。
1st Albumはリリースパーティのエントランスで収録曲のミックステープをお手伝いで配りましたっけ。場所どこだったかな?テープの写真出せって話ですよね、今も大切に持ってますので、そのうちに。レーベルのマネジメントしていたアパッチさんが「20年後、30年後にも聴ける作品をリリースする」的な事を仰っておりましたが、まさにその通りだと思います。
自分が通販部入りした97年には、ベンさん(Ben the Ace)もTwiGyさんも既にサウス系をチェックしまくってました。当時、店舗はサウス系仕入れ拒否、通販で30枚くらいの売り切れる数だけ取ってたのです。ベンさんには来訪時にアナログちょいちょいお買い上げいただいておりました。
自身でサウンドを手がけてライミングとの嵌め方をさらに高めた2nd。これも今聴いても最高だし、TwiGyさんの作品てどれも時代を感じさせないというか、音と言葉が時空を超えて身体に入ってくるよなぁ。で、本の方はバムバータ師匠との微笑ましいエピソードを交え、この時代でお話はスッと終わってしまいます。いつか続きを読んでみたいですね。