'90年代前半の渋谷WAVE

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渋谷に、あのWAVEが復活というニュースが話題となっており、これに呼応するかたちで'80年代や'90年代の全盛期を振り返るブログなどのネット記事もアップされ、多くは私も知らないような貴重な話が多く、大変楽しく読まさせて頂きました。便乗して私もWAVEで買ったレコードを思い出してみようかと。

 

私が渋谷WAVEに足繁く通っていたのは1991年から1995年くらいまで。いわゆる総本山的な六本木WAVEは行かずじまいでした。大学生時代の通学ルート上に渋谷があったのと、六本木ってちょっと業界チックな感じがしたので何となく敬遠してたようにも思う。一度くらい行っておくべきであったと今さらながら思う。

 

品揃えは、特にUK盤で他店に無いセレクションというか仕入れがあり、かの名番組ビートUKで気になっていた盤、特に12インチシングルを見つける機会も多かった。あと、意外と国内盤もこれぞというのは仕入れていた気がする。

 

Ezee Posseeのコレは、UK R&Bの文脈でも語られることなく、歌モノ系DJがフロアでプレイしてるのも聴いたことが無い。大好きなんだけどなぁ。

 

みんな知ってる(知らない)セイント・エティエンヌの覆面プロジェクト。たまにユ○オンで¥200くらいで転がっているので、見かけたら即救済しましょう。

 

以前にこのブログでも書いたけど、ReloadのこのアルバムってAphex TwinのSelected Ambient Worksと双璧をなすテクノ史重要作だと思うんですが、イマイチ認知度低いのはアナログLPの手に入れにくさと関係しているような気がします。WAVEで偶然見っけて購入しましたが、以後も中古市場で2~3度しか見かけてないので。

 

ゲイシャガールズの一発目、金ピカジャケのシングルを買ったのもWAVEでした。国内盤なもんで、シングルなのに¥2.5Kもしたので、高ぇー!と思いながも金の匂いがしたので即、捕獲。テイトウワ仕事。

 

1994くらいまではUSヒップホップもしっかりと仕入れていて、シスコで買い逃し系を少し上代高いけどこちらで購入・補填してたかな。NASのファーストアルバム出た時は面陳でズラリと並べてたのが印象的でした。しかし、1995あたりからは何だか勢いが衰え始め、ヒップホップ買うのは既にシスコかマンハッタンの2択になっていたような。テクノ買うのも、ユニオンや少し後にオープンしたシスコテクノ店へとシフトしていったと思う。

 

気がついたら1Fじゃない上の辺鄙なフロアに追いやられ、レコードも無くなっていき、最終的にお店も無くなってしまいました。